オリジナル家具・金物の上手工作所

2023.1.20

今年最初のくぼさんぽは、豊能町にあるLe tonton(ル トントン)さんに行ってきました。
上手工作所から車で15分弱、能勢電鉄「ときわ台」駅から徒約2分の住宅地にあります。

2021年に自宅を改装してオープンされたLe tontonさん。
店内には上手工作所の商品をふんだんに使っていただいており、まるでショールームのよう。
木の温かみを感じる落ち着いた雰囲気です。


オーナーシェフの中田さんは、サミットや寝台特急『トワイライトエクスプレス』のメニュー開発など、華麗なる経歴の持ち主です。

おいしいお料理と細やかな気遣い、ホスピタリティーの固まりのようなお店。
1回ではお伝えしきれないので、2回に分けてご紹介します。

今回はランチのコースをいただきました。


一品目は自家製ハム。寒かったので温めて出してくださいました。
豚のカタロースを塩漬けして数ヶ月かけて作るのだそう。
絶妙な塩味で、ずっと食べ続けられそうです。
上にかかっているのは山椒に似た台湾の香辛料、馬告(マーガオ)。

お酒に合うだろうな〜と思いつつも、この後会社に戻るのでガマンです。涙


テーブルのすぐ横でお料理の仕上げをしてくれるので、ライブ感も満載。
ついつい手元に見入ってしまいます。

盛り合わせが美しい2品目は玉ねぎが主役。
オーブンで4時間かけて熱を通した玉ねぎに、玉ねぎの煮汁を煮詰めたソースをかけてもう一度焼いたもの。
口の中でトロリと溶ろけます。

大豆を練り込んだパンに、マグロとマスタードのあえものをのせて。
生の冬にんじんは、紀州の柿と混ぜて魚醤で風味づけ。


3品目は北海道産牛ヒレ肉のソテーの野菜添え。
香ばしく焼いた野菜と、お肉の筋、お酒を合わせて煮詰めたほろ苦い特製ソースで。
お肉がとにかく柔らかくて美味しい。お皿もステキ。

メイン料理の後には、米麹入りのスープを出されるのだそう。
普段は1種類の野菜を使うそうですが、今回は冬にんじん、オレンジのカボチャ、白菜等複数のお野菜を。
オリーブオイルとブイヨンを合わせて煮込み、3日ほど発酵させてミキサーにかけ、裏漉しするという手の混みよう。

優しいお味が全身の細胞に染み込んでいく感じがしました。
ル トントンさんのスープはご両親の介護のために作ったのが始まりだとお聞きして、納得。

そしてご病気で手でスプーンが持てなかったお母さんのために作られたスープカップは、
女性の手にもしっくりおさまるサイズ感です。

デザートは、スフレ生地をシフォン型に入れて焼いたもの。
とにかくフワッフワ。

全ていただいた後は、なんだかとても体にいいことをしたような気がしました。笑


ル トントンさんではメニューは決まっておらず、その日の入った野菜を見て、11:00頃にメニューが決まるんだそう。
お野菜の話やお店作りの話など、色々と興味深い話をお聞きしました。

続きはまた次回、ご紹介させていただきます。

※今は比較的予約がとりやすいそうです。
日曜日まで(月・火定休日)、できれば1週間前にお電話で予約してください。

◎Le tonton(ル トントン)
大阪府豊能郡豊能町ときわ台 1-5-7

納品事例

看板-飲食店-Le tonton(真鍮)

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