オリジナル家具・金物の上手工作所

上手工作所の工場にて
作り手自身に商品の魅力を聞いてみました。

建築関係の仕事を経て、上手工作所では看板製作の業務をメインに担当するTさん。
先日第一子が誕生したばかりの新米パパでもあります。

そんなTさんが推しというのは
サビ加工をほどこした鉄板の看板。
1点1点異なる、サビの風合いが魅力的なアイテムです。
新しいのに懐かしい、無機質のようで有機的、そんな印象を持つ看板です。

鉄のサビをあえて活かした看板

断面のイメージ

1点1点異なるサビ加減

サンドブラスト加工で板に凹凸をつけた上で着色

Q.作り手が感じるこの商品の魅力とは?

Tさん 金属なのになんだか生き物のようなんです。
鉄を育てている感覚があって、場所によって赤黒くなったり
サビの具合も1つ1つ個性があって、比べたら全然違う。
何より、このざらっとした質感が魅力で「手触り」を実感して頂きたいですね。

Q.サビはどのように作っていますか?

Tさん 鉄の板を屋外にさらし、風雨によってサビを自然に発生させます。
屋外にさらす期間は特に決めているのではなく、よい雰囲気になってきたな。
という肌感覚ですね。その時期の気候にもよりますし。
その後、サビ止めを施してから文字入れを行います。

Q.どういったところが大変ですか?

Tさん 材料の上にシートを重ねて、ロゴなどを切り取っていくのですが
他の表面がつるつるとした素材と比べて、サビの厚みがある分切り抜く作業が大変です。
細かい文字や細い線は得意ではないですね。
そこは頂いたデータを見ながら、工夫して進めています。

シートを細やかに剥がす作業

この後サンドブラスト彫刻を施し、色を入れます

Q.作っていて楽しい!と思うのはどんな時ですか?

Tさん 完成が近づいてきた瞬間ですね。
材料に個性がある分、他の素材と比べて唯一無二の存在感があります。
出来上がってくると「おぉ~!」という満足感があって、
このサビ鉄看板が一番お客様が喜ぶ顔が浮かぶアイテムかもしれません。

Q.推しの言葉を最後にもう一言!

Tさん 錆び(サビ)は、生活の中では嫌われますが、
看板としては存在感があって、価値のある材料になります。
お店をされる方は皆さん、看板には自分のお店を表現する唯一のものを求められていると思います。
独創的な雰囲気を醸し出せるこのサビ鉄看板をもっと知っていただきたいですね。

サイズオーダーで縦長で製作した看板

折りたたみ看板の盤面で製作した事例
(フレームはあえてショールームに展示している少し経年変化が進んだものと組み合わせて撮影)

紹介したアイテム

サビ鉄壁面看板<サイズオーダー>サイン有り

13,000円(税込14,300円)~

サビを楽しむテクスチャ
サビ加工をほどこし、雰囲気がある鉄板の看板。
壁から浮かせて付く仕様で、立体感がありながらサイドから見てもすっきりとした納まり。
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