オリジナル家具・金物の上手工作所

上手工作所代表・徳田が語るプロダクトのストーリー

積層にした天井用の杉2分3厘(7~8mm)をスツールの座面にと試みたのは偶然が重なったからです。
2010年頃はプロダクトと呼べるものはなく木工の仕事は店舗の内装工事に関係した木製品の製造でした。
小さな町工場で作業員3人、事務スタッフの4人で朝の部、夜の部で作業していました。
夜の作業は私が担当し、その日も天板を化粧板で製作していましたが、材料が足らず、朝には配達が迫っていた時
たまたま工場内でみつけたのが杉天井材でした。何かの養生か梱包であったのだと思います。

それをベニヤに貼りつけて代用し完成したものを納品しました。
とりあえずのモノのつもりでしたがお客様に喜んでいただき無事納品完了しました。

しばらくして人も増えた2012年頃、社内で新たな試みが始まります。


collap(機能するという意味)、アンティーク/デッドストック金物の店


sunomon(素のモン)、天板等の木製品の店

店舗での販売を開始し、オリジナル品の製作の必要性を感じ、木工品は月一(マンスリー)、鉄工品は週一(ウィークリー)でプロダクトを生むという企画が始まりました。
そのマンスリーの第一号が杉stoolです。曲げの型を作り試作を繰り返し軽く、細く、素材感のあるこの杉stool、展示会にも方々行きました。
背負子でNew Yorkのデザインイベントにも3台持っていき好評も得ました。

個人的には上手工作所のプロダクトで一番好きなモノで、究極のless is moreだと自負しています。
プロダクトになってからの杉stoolの材は200年以上の天然杉、その木目は1枚1枚産地の特徴もあり”feel the great nature”です。