オリジナル家具・金物の上手工作所

上手工作所の素材について

素材そのものの魅力を大切する上手工作所のモノづくり、材料の特質をご理解いただき、長くお付き合いいただけると幸いです。

黒皮鉄の特徴とお手入れ

黒皮鉄の特徴

上手工作所の鉄工部で扱っている主素材。鉄の表面に酸化皮膜を張ったものを「黒皮」と呼ぶ。この黒皮は、塗装のように意図的に付けるものではなく、鉄材が作られる過程で自然に発生する。 材質が均一ではなくサビが発生する可能性があるという理由から、一般的には扱いが難しく黒皮鉄の鋼材そのままの地肌は、その後塗装などで覆い隠されてしまうことが多い。 黒皮は鋼材の表面をサビから守る皮膜としても機能するが傷がつくなど黒皮がはがれた箇所からサビが発生する場合がある。

黒皮鉄の風合い

濃淡やムラ感があり、同じ物を作っても表情に個体差があらわれる。このムラのある質感が味わい深い。
小傷がついていたり黒皮がはがれている箇所があるなど、個体差があるが経年によるサビも含めて、時間と共に変化して行く鋼材そのものの素朴な佇まいが黒皮鉄の魅力。

サビが出た場合

サビが出た場合、サビを軽く取り除き、オイルやワックスなどを塗布することでより良い状態を保つことができる。
オンラインショップで販売している鉄部用のお手入れキットを利用するか、手持ちのカーワックスや靴磨きワックスなどの代用もおすすめ。

お手入れキット

人と環境に優しいドイツ、クライデツァイト社の天然由来のオイルとワックスを使いやすいお手入れキットに。木も鉄もメンテナンスをしていただくことでより長く美しくお使いいただけます。金物のお手入れにはラッペンワックスがおすすめ。

お手入れキット (木部用オイル/鉄部用ワックス)
800円(税込880円)

真鍮の特徴とお手入れ

真鍮の特徴

真鍮とは銅と亜鉛を混ぜ合わせた合金のことを指し、別名:黄銅(こうどう、おうどう)とも呼ばれる。腐食しにくく、加工しやすいという特性があるため太古から建築、造船、家具など様々な分野で使用されてきた材料。身近なところでは5円玉にも使われている。 真鍮の優雅な光沢は美術工芸品や仏具などの素材としても人気が高く、長い歴史がある。

真鍮は革と同じく、使っていくほどに色が深くなり、光沢が霞んでいく。 真鍮が経年変化をする主な理由は空気中で酸化をすることや手垢によるもの。

真鍮の風合い

5円玉でいえば、ピカピカの硬貨もあれば、長い年月を経て黒く光が増したものもある。この5円玉の風合いからも分かるように、真鍮は腐食しにくい一方で使えば使うほど表面が酸化し、独特の味わいが出て人と場所に馴染んでいく素材である。

上手工作所の商品の中には、あえてエイジング加工を施したもの、保管期間により、既に傷や色の変化が見られるものがある。

黒ずみが気になる場合

真鍮の黒ずみは酸化銅が原因。表面の酸化銅を取り除いてあげれば、本来の輝きを取り戻せる。表面の酸化銅を溶かすか酸化銅を削るかにより、表情が異なる。

上手工作所で推奨する方法は研磨パッドでのお手入れ、表面を溶かしてピカピカの状態にするよりも、表面を軽く削ることで、鈍く輝く落ち着いた光沢に。
表面を軽くこするだけで、購入時の状態を再現できる。