2022年にオープンしました、JOZU+<食の複合施設>
おかげさまで、たくさんのお客様にご来店いただき、誠にありがとうございます。
メニューに関することや施設の詳細についてはJOZU+公式ページをご参照ください。
前回の投稿に引き続きここではJOZU+の建築的な見どころ(外構・コンテナエリア)をご紹介します。
JOZU+は2022年2月号の商店建築でも紹介していただきました。
>メディア掲載情報
写真提供:©スターリン エルメンドルフ
周辺の緑を建築に取り入れる建築計画
敷地の近くにまで迫る豊能町の自然を建築に取り入れ、調和させた外構。
そしてモルタルとのコントラスト、植栽のバランスが空間を引き立てています。
ケミカルな材料を極力使わないエントランス
外壁やフェスンス、ウッドデッキにはサーモウッドを使用。
サーモウッドとは、熱と水蒸気だけを使って高熱乾燥処理を施した木材のことです。
ノンケミカルで薬剤や塗料を一切使用しない、人や環境に優しい素材。
木の導管に湿気がたまっていくのを広げることによって腐食を防ぐ技術で、上手工作所では看板などの製品にも採用している材料です。
余計な着色はせず、材そのものの色味を魅せる壁面
夕暮れ時のエントランス
シャレ木に照明を照らして
エントランス内は植栽のバランスに合わせ、有機的な形状のブラケット照明を
エントランスの裏手には、宮大工が作るむくり屋根の門
結婚式などの祝事に活用するスペースとして設けられたこの門は手殴り仕上げを得意とする宮大工さんに仕上げていただいたもの。
通常なら瓦や銅板、杉皮を屋根材に使うことが一般的ですが、ここでも実験的にサーモウッドの材料を使用しています。
庭石は地元豊能町の石を代表自ら現場で選んだものが並んでいます。
職人技が光る丸く勾配がついたむくり屋根
門ありきの眺めが美しい庭
門をくぐって見える大開口の窓
サーモウッドの屋根材は宮大工さんも初めての試み
トレーラーコンテナで構成されたエリア
テイクアウトのいなりずし専門店「穂狐」-ほこ-、フローズンアイスを提供する「two tone yogurt」の店舗は、コンテナで構成。
植栽を組み合わせたテラス席
上手工作所オリジナルの家具、建具、看板、照明で構成
コンテナエリアについても、ケミカルな材料を使わず経年美を楽しむ素材を選んでいます。
内装の紹介については関連記事を参照してください。
JOZU+2022年9月28日グランドオープン<JOZU+>発酵をテーマにした食の複合施設
ようこそ、「JOZU+ ジョウズプラス」へ。
ここは、大阪の山あいの小さなまち
豊能町(とよのちょう)で、
上手工作所が新たに手がけた
発酵食とオリジナル家具の複合施設。
あまりにも気持ちのいい場所なので、
大人がゆっくりと、つい半日くらい過ごしたくなるような
くつろぎの時間をプラスしてみることにしました。
https://jozu-plus.com