上手工作所の家具の中でも人気のチェア。
樹齢200年以上の国産杉を使用した天井材や、地場の杉を積層材に使った上手工作所のオリジナルです。
木目の美しさや、素材のあたたかみを感じることができる杉の椅子は、使えば使うほど愛おしくなるような魅力があります。
繊細な材料なのでデメリットもありますが、それ以上にお薦めしたい理由があります。
目次
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杉の椅子のメリットとデメリット
木目の美しさや、素材のあたたかみを感じることができる杉の椅子には、メリットとデメリットがあります。
【メリット】
①柔らかく、クッション性がある
②空気を多く含んでいるので軽い
③熱伝導率が低く、冬でも座った時にひんやりしない
④使い込むと色が濃くなり艶が出て変化を楽しめる【デメリット】
①使用環境によっては割れる場合がある
②柔らかいので、固いものや尖ったものがあたると傷がついたり凹んだりすることがある杉の特性をご理解いただき、適切なメンテナンスをすることで長い間お使いいただけます。
→メンテナンスについてオリジナル積層材【SOU】とは
チェアの座面や背もたれに使用している上手工作所オリジナルの積層材【SOU】。
かつて日本家屋の天井材として製材された樹齢200年以上の国産杉を使用。
今ではデットストックでしか手に入れることができない貴重な材です。7~8mmの厚みのある杉の板で芯のベニヤを裏表で挟み、積層構造に。
無垢材では不可能な堅牢さと価格、そして突板では表現できない柔らかな風合いを持った、
杉の美しさとベニヤの強度を兼ね備えた材料です。表面は、年輪を浮き上がらせたうづくり(浮造り)仕上げに。
木目の陰影が強調され立体感が出ることで、木の表情がより豊かになり、高級感もあります。
小さなキズも目立ちにくいので、毎日使う椅子やテーブルに最適な加工です。
触れると凹凸があり、滑り止めの効果も。チェア ラインナップ①-ひじ置きなし-
杉 チェア(ラウンド)
上手工作所で最初に製作されたチェアです。
大きなカーブを施したラウンド型の背もたれと座面が特徴的なチェア。
やわらかい印象で、穏やかさと心地よさを感じる佇まい。背もたれの下辺に大きめのカーブをつけることで重たくない印象に。
座面の奥にも大きめのカーブを施し、ゆったり座れる広さは保ちながらもすっきりとしたフォルムに。【スタッフレビュー】
鉄フレームなので少し重みがありますが、持てる重さです。
背もたれのカーブがしっかり支えてくれる感じがして、深く座りたくなります。杉 チェア(スクエア)
どこかレトロで、なつかしいフォルム。
木目の面白さを伝えたいという想いから誕生した椅子。
大きめの座面や背もたれは、1脚ずつ異なる木目の表情をたっぷりと楽しめ、座り心地もゆったり。
背もたれの上と下でカーブの角度を微妙に変えることでスッキリした印象も。【スタッフレビュー】
見た目がカッコよくてクールな感じです。背もたれが背中にしっくりフィットして、安定感があります。
座面もヒヤッとしないので、1年中快適に座れそうです。杉チェア(布張)
あたたかみのある木とクールな鉄に、ファブリックを組み合わせたチェア。
やや小さめの背もたれは複数台を並べても圧迫感がなく、上と下でカーブの角度を微妙に変えることでスッキリした印象。
座面は奥に向けて少し狭めることでファブリック張りでも重く見えず、クッション性があり優しい座り心地。【スタッフレビュー】
ちょっと硬めのクッションが、柔らかすぎずちょうどいいです。
座ってみると、見た目以上に背もたれが広く感じました。勉強机で使うのもいいかも。【トヨノノ】h2チェア
北欧家具にインスパイアされたデザイン性のあるフォルム。
フレーム部の積層部分の断面が印象的。
わずかに上向の角度をとった背もたれは、手で支えているかのようにしっくりと背中にフィット。
背もたれのマイナスビスは自社で製作しているオリジナル。【スタッフレビュー】
脚も木製なので、見た目よりも軽いです。
背もたれで背中が下からクッと支えられる感じ。深く座り過ぎないので姿勢が保ちやすいです。【トヨノノ】h2チェア(布張)
【トヨノノ】h2チェアの座面をファブリックで包んだチェア。
クッション性もあり、さらにあたたかみのある雰囲気に。北欧家具にインスパイアされたデザイン性のあるフォルム。
フレーム部の積層部分の断面が印象的。
わずかに上向の角度をとった背もたれは、手で支えているかのようにしっくりと背中にフィット。【スタッフレビュー】
座面にクッション性があるので、長時間座ってもお尻が痛くなりません。
勉強机にもおすすめしたいです。勉強机を卒業したらダイニングチェアとしても使えますね。チェア ラインナップ②-ひじ置きあり-
【トヨノノ】Reチェア
「家具の中で椅子が一番好き」という職人が、心を込めて作ったオリジナルチェア。
上手工作所の地場の上質な杉を用いた積層材を使用。
「面」を使ったフレームのデザインが面白く、横から見ると「R」に見えるユニークなカタチ。座面の間口と奥行きを広くとり、ゆったりとした設計。
深く座るとソファのようにくつろげる。
アームレスト付きでラウンジチェアとしてもおすすめ。【スタッフレビュー】
1脚置いてるだけでオシャレ空間に見える椅子です。商業施設のロビーやラウンジに似合うと思います。
ちょっと腰掛けるのに良いです。
商品ページ
表面の割れと経年変化
割れは、天然素材ならでの素材の特性です。
乾燥や直射日光などにより、割れが生じる可能性があります。
割れが生じてもそこから剥がれる可能性はなく、使用上の問題はありません。
経年によりツヤが増した天板。オイル仕上げは使い込むほどに味わい深く変化します。割れの補修方法
割れが生じても使用に問題はありませんが、気になる時はミツロウで補修することが可能です。
家具になってもなお、呼吸をし続ける天然木の家具には呼吸に合わせて伸縮するミツロウでの補修がおすすめ。
手順をご紹介します。【養生をする】
割れの周りをマスキングテープなどでしっかりと養生します。【割れを埋める】
ミツロウを溶かし、割れた箇所に注ぎ込む。バター状に固まったものはスプーンの背などを使い、押し込む。【余分なミツロウを落とす】
ミツロウが固まれば、はみ出た部分をヘラを使って取り除く。【仕上げ】
付属のオイルをウエスを使って木目に沿って塗り込むメンテナンスについて
上手工作所のチェアは、オイル塗装で仕上げており、木目や色、素材の質感をそのまま楽しめます。
普段のお手入れは、乾拭き、または固く絞った布でホコリや汚れを取り除いてください。
長くお使いいただくために定期的にオイルを塗ることをおすすめします(年1〜2回程度)。
オイルが汚れを弾き、輪じみの防止にもなります。艶がなくなってきた時や、キズや輪じみがついた時は、お手入れキットでのメンテナンスをおすすめします。
※積層材ですので紙やすりのかけすぎにご注意ください。