長く使ってほしいから / 層-SOU-シリーズの特徴とお手入れ
層-SOU-シリーズの特徴とお手入れ。
長くお使いいただくために、下記の内容を購入前に最後までご一読ください。
層-SOU-シリーズの魅力
日本人が忘れた美しい日本の素材
住宅の洋風化にともない忘れられた素材となりつつありますが、その奥深い美しさや表情を再確認していただきたい。
層-SOU-シリーズはそんな思いでつくったプロダクトです。
歴史を感じる素材そのものがヴィンテージ
デットストックでしか手に入れることができなくなった樹齢200年以上の国産杉を厳選、杉板と合板を積層にし無垢材では不可能な堅牢さと価格、
そして突板では表現できない柔らかな風合いを持った材料として新たな価値を提案します。

かつて日本家屋の天井材として重宝されてきた材。
緻密な木目に奥深い美しさが感じられる。

過去に製材された貴重な材料。
現在では材料も職人も少なく製材することが難しい。
長い年月をかけて育った国産杉。
秋田杉をはじめ、近年では天然杉の伐採制限があり入手が困難となっている。
上手工作所ならでのものづくり
木と鉄の魅力を引き出す、上手工作所ならでのプロダクト。
素材の特徴
基本の仕上げは「うづくり」
緻密な木目が特徴で自然な凹凸が肌に心地よく、また小さなキズも目立ちにくいので、毎日使うテーブルやイスには最適な加工。
木目の美しさや、木肌のやわらかさを存分に感じられます。
「うづくり」とは、木の表面を丁寧にこすり、木目を浮き上がらせる加工方法。
杉板と合板を積層にしており、しなやかで軽いのも特徴。
表面の割れと経年変化
天然素材ならでの素材の特性
乾燥や直射日光などにより、割れが生じる可能性があります。
お届け時に割れが発生している場合もございますが、天然素材ならでの素材の特性としてご理解ください。
天板の割れ。
割れが生じてもそこから剥がれる可能性はなく、使用上問題ございません。
オイル仕上げは使い込むほどに味わい深く変化、素材の魅力が増します。
経年により深い色味へと変化した天板。
経年によりツヤが増した天板。
割れの補修方法
木部の割れはミツロウで補修することが可能、手順を紹介します。
家具になってもなお、呼吸をし続ける天然木の家具には呼吸に合わせて伸縮するミツロウでの補修がおすすめです。
【養生をする】
割れの周りをマスキングテープなどでしっかりと養生します。
【割れを埋める】
ミツロウを溶かし、割れた箇所に注ぎ込む。バター状に固まったものはスプーンの背などを使い、押し込む。
【余分なミツロウを落とす】
ミツロウが固まれば、はみ出た部分をヘラを使って取り除く。
【仕上げ】
付属のオイルをウエスを使って木目に沿って塗り込む