オリジナル家具・金物の上手工作所

木の良さを活かしながらも、反り止め効果や強度を考えて選びたい。
そして、見た目や使い勝手にもこだわりたい。
木と鉄を扱う上手工作所ならではの視点で考えた、家具脚・テーブル脚の選び方をご紹介します。




目次

  1. 一枚板、無垢天板によくある反りとは
  2. 無垢天板に適した強度とバランス
  3. 反り止め効果を兼ね備えたデザイン
  4. 設置がしやすい固定パーツ
  5. 一枚板、無垢天板におすすめの家具脚一覧

一枚板、無垢天板によくある反りとは

テーブルや家具となっても呼吸を続ける木。
木は季節や冷暖房などの影響で水分が抜け、膨張や収縮を行います。
その結果反りが生じ、テーブルやカウンターとして使用できない状態になる場合もあります。
しっかり乾燥した材木を使っても木の呼吸を止めることはできません。


木の反り


断面のアップ


一枚板、無垢天板に適した強度とバランス

一枚板、無垢天板を支える脚は重量のある天板にも耐える構造であることが重要です。
上手工作所の家具脚は華奢に見える脚も四方に突っ張るような形状であったり
材料ひとつをとっても 強度とデザインのバランスを見ながら選定しています。


重量感があり、無垢天板を引き立てる鉄製 ロノ字脚


ななめに突っ張ることで、すっきりとした鉄製 7D ダイニングテーブル脚


反り止め効果を兼ね備えたデザイン

反りを防ぐには天板側に反り止め(天板に彫り込みを入れ、そこに鉄のパーツを入れるなど)を施すことが一般的ですが
上手工作所の家具脚は、家具脚本体の構造にその機能を持たせることで、天板の加工が不要になります。


上手工作所の家具脚は多方向から立体的に天板を支える構造。

反り止め効果で厚みのある天板もまっすぐ。

形状による強度の比較

平板のみで天板を受ける家具脚 角パイプ+ハット曲げ金物で 天板を受ける家具脚(上手工作所オリジナル)
 メリット
ベニヤ板、突板の天板など
反りが少ない天板向き。 見た目がすっきり。
コストが抑えられる。
パイプ構造+曲げ加工を施した金物で
多方向からしっかり固定される為
反りが起こりにくい。
横ブレ、縦ブレに強い。
 デメリット
無垢材の天板の場合は、
天板の反りに伴ってゆがむ可能性大。
がたつきの原因となる。

天板側に反り止めの加工が必要。
ベニヤ板、突板の天板など
反りが少ない天板には
オーバースペック。

設置がしやすい固定パーツ

脚と天板はオリジナルの「ハット曲げ金物」を採用し、固定箇所を自由に決められることが特徴です。
どんな天板にも対応できる懐が深い金物で、届いてから簡単に設置できるというメリットがあります。
移動や引っ越しなどで一度取り外した場合ビス穴がゆるむのでハット曲げ金物なら、穴位置を移動させてしっかり固定することができます。
また、すべての脚にアジャスターがついているので、ガタつきを微調整することができます。


一枚板、無垢天板におすすめの家具脚一覧