オリジナル家具・金物の上手工作所

木くずが舞う上手工作所の工場にて
作り手自身に商品の魅力を聞いてみました。

木工チーム唯一の女性スタッフ、栗本さん。
20代と若手ですが、独自の感性で新商品の開発にも携わる才能豊かなスタッフです。
そして、そんな栗本さんが推しというのは、木製レバーハンドル(真鍮)

無垢の木を削り、木と握手するようなぬくもりが魅力。
樹種はナラ・モラド・チークの三種類。
真鍮軸がアクセントの室内用レバーハンドルです。

触れる度にぬくもりを感じる木製レバーハンドル。

やわらかな握り心地でしっかり手にフィット。

Q.作り手が感じるこの商品の魅力とは?

栗本 図面から始まるのではなく、ものづくりの現場で試行錯誤をして形が決まっていきます。
上手工作所の製品は、工場の設備とスタッフのアイデア、職人が効率よく加工できる形をデザインに落とし込んでいくのですが
素材の魅力を活かしながらも、この商品はその工夫が詰まっていると思います。

栗本 もちろん、握りやすさなどある程度のルールはありますが
生産する上での効率の良さ、材を無駄にしないための工夫などを考えて形にしていくので
価格を抑えることにつながっていると思います。
そして、そのためのアイディアがものづくりの面白さでもありますね。

角材を二つつなげて、ボール盤で穴をあける作業

加工後のパーツ

続いて縦と横の角を同時に落とす、電動ノコギリでカット
カマキリのような電動ノコギリ、社内での通称「シャーン」は、音も見た目もなかなかの迫力です。

「シャーン」という音から社長が名付けました。

縦と横を同時に効率よくカットする。

左から右の形に、角を整えて握りやすい形へと加工します。

真鍮の軸のパーツを組み合わせます。

Q.作っていて楽しい!と思うのはどんなところですか?

栗本 自分達で見極めた材料、機械、アイディア、全てが揃って形になっていくことを実感する時ですね。
従来の家具屋なら、製材された角材から加工をスタートするという会社も少なくないと思いますが
ここでは材料を見極める木取り(きどり)から始まります。

製材前の材から白太、節や割れなどを見極める木取り(きどり)の作業

製材した角材

Q.推しの言葉を最後にもう一言!

栗本 本当に木と握手をするような、という言葉がぴったりくるドアハンドルです。
最初から最後まで、ずっと手で触れて加工しているので、手なじみがいいのもしれません。
やすりをかけて、アールを作る時も感覚を大事にしています。
上手工作所のドアハンドルのラインナップとしては小ぶりなアイテムなので、気軽に生活に取り入れていただきたいですね。

完成したハンドルを検品する風景。

素材と人のぬくもりが詰まったアイテムです。

紹介したアイテム

木製レバーハンドル(真鍮)

15,000円(税込16,500円)~

木と握手するようなぬくもり
無垢の木を使った室内用レバーハンドル。
やわらかな握り心地でしっかり手にフィット。真鍮軸も使うほどに味わいを増していく。対応扉厚は30-50mm。
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